「アイテム」トップ > 活用校の声 > 【アイテム通信 Vol.10】群馬県桐生市3校での活用事例

活用校の声

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アイテム通信Vol.10 では、アイテムを全校導入いただいている群馬県桐生市の3校に取材しました。
アイテムを全校で活用することの意義について、各学校にお伺いしました。アイテムを検討される際のご参考としていただければと思います。

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活用力をつける
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使い始めた大きな要因は、全国学力・学習状況調査の結果です。群馬県全体もその傾向にあるのですが、本校では、基礎・基本の力に比べて、活用力が大変不足していることが分かりました。実際、子どもたちは、教科書の問題は解けても、出題形式が少し変わっただけで解けなくなってしまうという状況であったため、いかに活用力をつけるかということが大きな課題になりました。校長からも、活用力をつけられる算数の教材はないか、と言われておりました。しかし、市販のテストでは点の取りやすい問題が多いので、活用力は測れません。また、活用力がつく問題を用意するのも大変です。そこで、アイテムを見本で取り寄せ、先生方に見ていただいたところ、基本問題も活用問題も充実していたため、導入することに決まりました。

多様な場面で使う

まず、月曜日の朝、8時30分から8時45分の15分間、集中してアイテムに取り組むことにしました。
これは、全校で統一して行っています。各クラス教員2名体制で指導にあたります。授業中にも、単元のまとめの時間に活用しています。教科書の問題が早く終わった子どもがアイテムに挑戦することもあります。難しい問題であっても、できるところは家庭学習で進めるように促しています。学期の間にやり残したページは、夏休みや冬休みに取り組むようにしています。

ただし、アイテムは、全ての子どもが全部やりきれる教材ではありません。自分の習熟状況に合わせ、できるところまで取り組むことにしています。保護者の方々にはこのことをお話していますので、解ききれない問題があることを理解してくださっています。

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ベクトルを揃える
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学力向上のために一番大事なのは、普段の授業のあり方です。先生によって経験が違いますので、指導力にはどうしても差があります。その差を埋めるため、先生の指導のベクトルを揃え、学校が組織として同じ方向に進むことを目指しています。算数では、アイテムを全校で使うことで、先生が共通のツールを持つことになるので、指導の方向性も揃いやすくなるということです。

活用場面を揃える

先生方以上に、子どもたちの能力には差があります。アイテムは能力の低い子にも高い子にも使える教材ですが、活用方法を全校で揃えたほうが、その効果は上がると考えられます。「うちのクラスでは、授業のこういった場面でアイテムを使っている。」「うちではこうしている。」というように、アイテムの活用方法が先生方の共通の話題としてあがっています。話し合いを通して、全校の活用場面が揃っていくのではないかと思います。

中学校へ行くと急に数学が難しくなる、という人は多いですが、私は違うと思います。中学の数学が難しいのではなく、小学校の算数は、基礎・基本の問題を解くことを中心に終わってしまっているように思います。やはり、アイテムにあるような「活用」や「探究」の問題を、小学校のときに多く体験しておく必要がありますね。

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習熟度別補習の中で
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アイテムの指導に際しては、1クラスを2つの集団に分けた習熟度別補習の中で、児童の実態に合わせて活用しています。1つは、少人数での個別支援が必要な子どものグループ、もう1つは、自分でアイテムを進められる子どものグループです。前者には、クラス担任がつき、基礎を確認してから、アイテムの習得問題に取り組ませます。後者は担任外の先生(高学年は、算数専科)がつき、習得・活用問題にアイテムプラスを加えて取り組ませています。アイテムプラスは、子どもたちに好評で、初めは難しい問題に戸惑っていた子どもたちも、ニコニコしながら、「よし、挑戦してやる!」と、喜んで解くようになりました。

子どもたちの変容

私が見ている6年生のグループ(自分でアイテムを進めるグループ)についてですが、分からないときは、友だちどうしで、「どうしてこうなったん?」と言いながら説明しあっています。それが解けると、「解けた!先生これあってる?」と見せに来ます。問題にすごく食い付いていますね。6年生になって、やってみたいという気持ちや、知りたいという思いを持ち、できる喜びを感じられるようになってきたのではないでしょうか。
 一方、5,6年生の進みの遅い子どもたちは、アイテムを最初から使うことはしません。まず、先生の指導の下に基礎の問題に取り組み、できたらアイテムに入ることにしています。そのせいか、アイテムに入れるのがとてもうれしい様子で、「アイテムの問題できた!」「先生、こんなにできたよ!」と言ってきます。どんどん自分で解いていけるつくりになっていますし、問題数もちょうどよいので、進みの遅い子どもたちにとっても意外と取り組みやすい問題集だと思っています。

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学ぶよろこびを
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学力の低い子どもを何とか伸ばしたいとはいえ、放課後に残して指導することは、不審者対策もあり、なかなかできません。また、休み時間は、子どもたちも遊びたいので、やはり指導は難しいです。そこで、月曜日に、45分間の補習の時間を作り、勉強が得意でない子を、「できた!」「わかる!」という状態に引き上げ、授業に結び付けたいと考えました。それだけではなく、よくできる子どもたちの学力も、その時間をつかってさらに伸ばせたらと考え、習熟度別の補習としました。

習熟度別ですから、当然難易度の違うプリントを2,3種類は用意しなければなりません。それを毎週、学年で相談して用意する時間は取れません。先生方は、普段の授業の教材研究もしなければなりませんから。どのような教材を用意したらいいかと思案していたとき、アイテムという問題集に出会いました。その中には、基本問題、活用問題、さらに探究問題があり、これならば1冊で学力差のある子どもたち全員に適応できるのではないかと、全校で採用した次第です。

アイテムを活用しての習熟度別補習を始めた根底には、算数を学ぶって楽しいな、と思えるところまで子どもたちを伸ばしてあげたいという気持ちがありました。点数が取れるから好き、ではなく、学ぶことが楽しいから好き、と思ってくれる子どもたちに育てたい。「できる」「できない」という感想ではなく、「解いてみたい!」「やってみたい!」という好奇心を抱ける子を育てたいと思っています。

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課題解決の力を子どもたちに
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学校では、誰もが身に付けなければならいない基礎・基本の力については、最低限、保証しなければなりません。ただ、この“誰もが”に多くの教師は固執しすぎる傾向があります。今、社会を見渡せば、様々な問題が起こっています。その様な中では、ともに助け合い、協力し合う姿勢を持って課題に立ち向かい、解決していく力が必要です。これこそが、今の子どもたちに求められる人間像です。そのためには、基礎・基本の指導の先には、学習の個別化を意識した授業を考えなくてなりません。底上げだけではなく、伸びる子の学力を伸ばすことも考えなくてはなりません。今までのように、画一的なチョーク一本で語っている授業では駄目です。算数という教科に限りませんが、子どもたちに、課題を解決したときの満足感、成就感を与えたいと思っています。学習の個別化で、教科書で習ったことを広げたり、深めたりするツールとしてアイテムは最適です。「わかった!」「面白い!」という算数の醍醐味は、ここにあるのではないでしょうか。できることであれば、教師の側に、いろいろな意見を受容できる態度や、学習することの糧がわかる資質があり、そこにアイテムというツールが加われば、まさに鬼に金棒かと思っています。

School Data

学校
〒376-0601
群馬県桐生市梅田町2-179
学校長:濁川 充
児童数:168人
資料

School Data

学校
〒376-0011
群馬県桐生市相生町2-420
学校長:塩入 栄美子
児童数:401人
資料

School Data

学校
〒376-0013
群馬県桐生市広沢町4−2044−2
学校長:林 重男
児童数:580人

パンフレット「アイテム算数のご案内」

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